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社会的弱者の情報を取り扱う報道の在り方とは?

睨みつける人の写真

ふと、聞こえてきたニュースに「現役世代の孤立死が増加」というもの。現役世代とは、20代~50代を指すようです。

事例として挙げられていたのは、「友達が多く、社交的だった」「結婚した」「離婚した」「発病した」「退職させられた」「職が見つからない」「両親の他界」といった流れで、「孤立していった」らしいです。

その後は、よくわからないシンクタンクの統計。「ゆとり世代」「団塊世代ジュニア」、いわゆる20代~40代の男性に危険が多いという報道で締め。

「なんてお粗末な報道なんだ!!」。ややしばらく怒りが収まりませんでした。

皆が同じじゃない!

「結婚」「離婚」「発病」「退職」「職が探し」「両親の他界」と、順序は違えど、こういった経緯で人生を送っている人って、たくさんいるんじゃないでしょうか? じゃあ、皆、孤立死してるんですか? 違うでしょうが。

「再スタート」として、明るく過ごしている人は、むしろ、孤立死してしまった人より、はるかに多いんじゃないでしょうか?

孤立死の事例のいくつかと、再スタートして明るく過ごしている人の事例のいくつかの両方をともに報道しないと、「結婚~離婚」「発病~退職」等で、困難にぶつかってしまった人は、まるで皆が孤立死するかのように思う人がいることでしょう。(「知性」を働かせず、そのまま鵜呑みにする人)

現に、そういった発言をする人が身近にいたり、公共交通機関の中で、大きな声でそんなことを話している場面に遭遇したこともありました。

「孤立」の理由だって様々

自ら、リセットするために一旦孤立して、新たな人間関係を構築する人だっているでしょうし、これまで多すぎる人間関係に疲れてしまって、一旦休憩する為に孤立を選ぶ人だっているでしょう。もっと他の理由もあるはずです。

引き金が「結婚~離婚」や「発病~退職」等であったとしても、上のような理由から、自ら一旦孤立を選ぶ人だっているはずです。

まるで「孤立=悪」とでも言わんばかりの報道に怒りと、「やっぱり安易な○○○(放送局名)だ…」と。

ドキュメンタリー報道大賞番組に唖然

いつだか見た、「知的障がい者の就労支援を応援する」といったドキュメンタリー番組が報道大賞に選ばれたというので見てみました。

番組制作者と就労支援組織の、知的障がい者に対する、あまりの理解の浅さに仰天しました。

「ダニエル・キイス著の『アルジャーノンに花束を』のまんまやんか…」と。

半世紀経っても、あまり進展がないんだということが、よくわかりました。

あんな番組に「報道大賞」を与えてしまうということは、「知的障がい者=邪魔者」ということを認めたということですね。

番組制作の前に、対象をきちんと理解して!

「どうやって報道すべきか?」を考える前に、報道する対象に対する理解を、まずは深めて欲しいと願います。

もっと突っ込むと、就労支援する人は、「片手間の仕事感覚で自分が向き合っているんじゃないか?」ということを、今一度、自分に問いかけて欲しいと願います。

もっともっと突っ込むと、医療関係者も。

人間の人生に直接関わる仕事って、大変苦労の多い仕事だとは思います。しかし、それ故に責任も重いんです。

まずは、現場でしっかりして欲しいと願います。(行政との兼ね合いも難しいのでしょうが。)

ちなみに、逆に「うわ! この人はすごい思慮深い!」と勉強させられる方は、おられます。 (2017.8.20)

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