著者名:内柴正人
プロフィール:
1978年6月17日生まれ、熊本県出身。B型。
9歳で柔道を始める。そのきっかけは『兄に喧嘩で勝つ為』だった。旭化成所属。得意技は巴投。尊敬する選手は野村忠宏。160cm 66kg。
中学時代から頭角を現し、パワーとスタミナのある攻めを生かし男子60kg級で活躍。五輪金メダリストの野村忠宏を追う存在として期待を集めた。一方で減量に苦しみ、大事な試合で失格を繰り返した為、拘っていた60kg級でのオリンピック出場を断念。
66kg級に階級を上げて臨んだアテネオリンピックで金メダルを獲得した。またアテネ五輪においては、全ての試合をそれぞれ違う技で一本勝ちを収めるという珍しい記録を残している。
北京オリンピックでは、柔道日本代表チームの主将に指名され、決勝でバンジャマン・ダルベレ(フランス)に縦四方固めで一本勝ちし、野村忠宏以来の男子柔道連覇を達成。同大会の日本人選手の金メダル第1号となった。