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『となりのトトロ』の映画レビュー

田園風景の写真

『となりのトトロ』は、1988年に公開された映画です。

公開当初は興行的には外れるも、色々な日本映画の作品賞を受賞し、1989年に初めてテレビ放送されて以来、これまでに10数回放送され続けています。
放送される度に、毎回高視聴率。(そのうち、10回くらいは20%を超えたようです。)

今となっては、紛れなくジブリ映画の代表作です
(その証拠に、他のジブリ映画が始まる前には、必ず青い背景にトトロのイラストが出て来ますよね)

私は、「トトロ」のキャライメージが先行していたため、「どうせ、子ども向けのアニメなんでしょうよ…」と敬遠しておりましたが、どうしようもなく暇を持て余していた時に、仕方なくテレビで初めて見ました。
いつの間にか物語に引き込まれ、最後には泣きながら見ていました…(笑)

家族愛たっぷりの、素晴らしいストーリーの作品です。

ストーリーと見所

田舎への引っ越しから始まり、仲良し家族と優しい農村の人々に包まれながらストーリーは進行して行きます。

新しい環境での人々との出会いと不思議なキャラクターとの出会いがあり、日々の楽しさと夢や希望に満ち溢れたストーリーが展開され、「種まき」のシーンで最高に楽しくなります。

その後、病院から母親の体調不良の連絡が入り、一気に悲壮感を漂わせるストーリーに転換。
しかし、これまた一気に感動的且つ喜ばしいストーリーに転換し、物語はハッピーエンド。

エンディングソング『となりのトトロ』が流れてからは、より一層感動的になります。
最後のスライドショーっぽいイラストのカットも、じっくり見て欲しい所です。

紫陽花と田園風景の写真

また、季節感がとてもわかりやすく伝わってきます
田園風景や花の変化と、「おたまじゃくし」に特に注目して見ると、すぐに季節がわかります。

主な登場人物の紹介

『となりのトトロ』の登場人物の中では、メイが抜群に輝いています。
(これまた証拠を示すと、ジブリ映画のBlu-rayやDVDを見ると、メイちゃんが歩くシーンからスタートしますね)

キャラ設定が実に印象的です。
自立心が芽生え始める3・4歳頃で、ヤンチャで強がりで承認欲求旺盛な性格です。
「メイ怖くないもん!」「メイ泣かないよ! 偉い?」等々のセリフから、ヒシヒシと4歳くらいの子どもの性格が伝わってきます。

また、メイの言動も3・4歳頃の子どもをよく表現出来ています。
「走ると転びやすい」「よく飛び跳ねる」「階段の下り方」「おねえちゃんの真似事をする」などの動き方の他、「おじゃまじゃくし」や「とうもころし」と発音してみたり、姉・サツキの言葉をオウム返しする喋り方が、実に上手に描かれています。

更に、メイが輝く要因には「声優の声」があります
ほどよい「しゃがれ声」も良いのですが、喜怒哀楽時の声の抑揚が抜群に上手です。

稲穂の写真

『となりのトトロ』のイメージキャラクターでもある、「トトロ」と「ネコバス」は意外にも出番が少ないです。
トトロは数回出てきますが、ネコバスは2回しか出てきません。
しかし、2回目に登場するときのネコバスが、実に劇的に物語を盛り上げてくれます
(巨匠・黒澤明監督も「ネコバス」を絶賛したそうです。)

宮崎駿監督は、映画を制作するにあたって「母性」を大事にします。
『となりのトトロ』では、他のジブリ作品とちょっと違った形で、母性が随所に散りばめられています。

サツキとメイが母親を想うシーンが度々出て来るのと、「おばあちゃん」が母性を醸し出してくれます

メイと共に主人公であるサツキは、とてもしっかりした立派な少女です。

ですが、少々「しっかりしすぎている」感は否めません。

ストーリーの中に、小学校で国語を学んでいるシーンが出てきますが、ノートに練習している漢字や、黒板に書かれている漢字を見ると、3・4年生であることがわかります。
3・4年生にしては、しっかりしすぎです。あれほどしっかりしている子は、今も昔も数えられる程しかいないと思われます。

しかし、「なぜしっかりした少女」に設定したかを考えると、「妹のメイとの対比を、より明確にするためであったのではないか?」という見方もできるでしょう

家族愛と子育てを今一度省みては?

ストーリーが展開されて行く中で、「父親の優しさ」が随所に出てきます。
多忙な日常を過ごす中で、うっかり見落としている「家族への愛」に気付かされる場面が多々あるはずです。

また、子育てを懸命にしながら生活する中で、これまたうっかり忘れてしまっていることが多々あるはずです。
簡単に言えば、「いい子にしていたら、いい事があるよ!」ということ。
その象徴が「トトロ」や「ネコバス」との出会いでしょう。

子どもにはもちろんのこと、大人にも見て欲しい作品です。

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