冬に動物園を訪れ、熊を見たことがある人は既にお分かりでしょうが、動物園の熊は冬眠しません。
野生生活と違うからです。
そもそも野生の熊が冬眠するのは、冬に餌が手に入りにくいからです。
熊は秋に餌を普通以上食べることで、皮下脂肪を十分に厚くして冬眠します。冬眠中は、自分の皮下脂肪をエネルギー源とします。
一方、動物園の熊は、冬も餌が与えられるから、冬眠も不必要なわけです。
そう考えると、一度動物園で飼育された熊を野生に帰すのは、かなり困難ですね。
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