
大豆の栄養は、牛肉や豚肉とよく似ているので(タンパク質が多い)、「畑でとれる肉」とも言われてきました。
昔の日本では、牛肉や豚肉を食べる習慣がなく、代わりに豆を食べて、肉と同じ栄養を摂取していたわけです。
大豆にはタンパク質の他、必須アミノ酸がたくさん含まれており、脂肪やビタミンB1、食物繊維等も含まれています。
そんな大豆ですから、いろいろな食品の原料となっています。
大豆がどんな食品の原料になっているのか、簡単に紹介します。(※正確には、それぞれの食品に適した大豆の品種があります。)
大豆を煮てから発酵させると、納豆、味噌、醤油の原料になります。
大豆を煮てからつぶして、絞ると「豆乳」や「おから」になります。
豆乳を温めると「ゆば」になり、かためると「豆腐」になります。
豆腐を焼くと「焼き豆腐」になり、油で揚げると「油揚げ」や「厚揚げ」「がんもどき」になります。
また、加工せず成長途中で収穫して、一般に食べているモノもあります。
芽が出て収穫したものが「もやし」であり、茎が伸びて収穫したものが「枝豆」であります。
大豆は、「そのままだと固くて食べ難いけど、栄養があり味もあり、しかも栽培にそれほど手がかからない」ということで、昔の人が考えて作られた食べ物が前述したモノです。
その他にも、しぼって油として利用したり、煎って「豆」や「きなこ」として食べられています。
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