
江戸前寿司には200年ほどの歴史がありますが、イクラが寿司ネタになってから、まだ100年も経ちません。
銀座の高級寿司店「久兵衛」で、常連客の一人が主人の今田寿治さんに、「もっと珍しい寿司を食べたいなぁ。例えば、イクラの寿司とか…」と話しかけたそうです。
その注文をヒントにして、今田さんは「イクラを酢飯の上にのせても、こぼれるし…」で、思いついたのが、酢飯を海苔で囲む「軍艦巻き」だそうです。
次に、リクエストを出したお客さんが来たとき、今田さんが考案したイクラの軍艦巻きを出したところ、予想以上に受けて、イクラの軍艦巻きは店の定番メニューの一つになりました。
現在では、色々なネタが軍艦巻きの上にのってますが、元祖は「イクラ」だそうです。
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