「焦げを食べると癌になる」という話を耳にしたことのある人は多いと思います。
このウワサは、かなり非現実的な話です。
1978年に国立がんセンターが発表した「がんをふせぐための12カ条」の中に「焦げた部分は避ける」という一文がありました。
ネズミを使った実験で、タンパク質に含まれるアミノ酸が変化した物質に、発癌性があることがわかったからです。
この事実が、マスコミを通じて「焦げを食べると癌になる」と安易なウワサになってしまいました。
しかし、ネズミを使った実験を人間に置き換えると、体重の4倍の焦げだけを1年間毎日食べることになります。
例えば、焼き魚の「焦げた部分だけ」を自分の体重の4倍の量を集めて、それを毎日食べる…。
現実的には考えられません。
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