ウイスキーやブランデー等の蒸留酒は、アルコール度数は40度以上がほとんど。
しかし、日本酒は、どんなにアルコール度数を高くしようとしても、20度程度が限界です。それ以上は無理。
なぜでしょう?
日本酒は、酵母の働きによって、米の糖分をアルコールに変化させることによってできます。
しかし、アルコール量がある程度まで増えると、酵母の働きが止まってしまいます。
つまり、酵母は自分が作り出したアルコールによって殺菌されてしまうのです。
その際のアルコール濃度は、醸酵の条件や酵母の種類で多少変わりますが、だいだいの度数は20度前後になります。
ウイスキー等のアルコール度数が高いのは「蒸留」するためです。
水の沸点は100℃、アルコールの沸点は78.5℃だから、その間の温度にしておけば、アルコール分だけが蒸発します。
蒸発したアルコール分を集める仕組みを作れば、度数を高くすることができるわけです。
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