
ニンジンはアフガニスタン原産の食べ物です。(現在アフガニスタン原産のニンジンは黒人参と言われています。)
土に埋まっているので、根を食べる野菜であります。
そのニンジンは、ヨーロッパや中国に伝来し、それぞれ改良されました。
ヨーロッパに伝来したニンジンは、オランダやフランスで改良されました。
カロテンの含有量が多いほか、外皮の色(オレンジ)、形状、作りやすさ等を目的に改良されました。
日本に伝来したのは江戸時代末期。
現在は、五寸ニンジンが一般的な品種で、スーパー等で流通しています。
(※長さが約15~20cmであることから、五寸ニンジンと言われています。)
ちなみに、ニンジンの皮は非常に薄いので、ピーラー等で皮を削ると、ニンジンの実も削っていることになります。
包丁の背でこするか、よく水洗いする程度で十分です。
一方、中国で改良された東洋系ニンジンは、甘みとニンジンの臭いが強く、長細い形状をしています。
東洋系ニンジンでは、「金時ニンジン」が有名です。
栽培が難しいため、現在では一部の地域でしか作られていません。
しかし、煮込んでも形が崩れ難いので、和風の料理によく使われます。
中でも、京料理では比較的多く用いられることから、金時ニンジンは「京人参」とも呼ばれています。
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