果樹園のリンゴの木の高さをみて、「普通の木より低いなぁ」と思ったことはありませんか?
元々のリンゴの木は丈の高い木でした。
リンゴの木の原種は、元々丈は高くなる種類の木で、リンゴの野生樹には幹回りが約3メートル、高さ数十メートルにも大きくなるものもあります。
しかし、あまりに木の丈が高くなってしまうと、栽培にコストがかかってしまいます。
例えば、収穫だけのことだけで考えても、すごく高いハシゴを使用したり、あるいはクレーン車を使ったりでもしなければ、リンゴを採取することができません。
そこで、リンゴを収穫・栽培しやすいように、リンゴの木の高さが低くなるように品種改良されました。
つまり、果樹園のリンゴの木の丈が低いのは、品種改良を重ねた結果です。
リンゴの木の高さが低くなったことで、剪定がしやすくなったり、農薬を使うにも便利になりました。
また、特に日本では、台風の際に「木の丈が低い方が倒れにくい」という理由も大きいようです。
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