
「牛タン料理」を創案したのは、宮城県仙台市の「太助」の佐野啓四郎さんです。
佐野さんが初めて牛タンを食べたのは、昭和10年代、東京のフランス人シェフのいる店。
「タンシチュー」を食べて、佐野さんは「美味しいが、この味は日本人の口に合うのだろうか?」と感想を抱き、牛タン料理に関心を寄せました。
終戦後、佐野さんは仙台市で焼鳥屋を開く際、タンシチューのことを思い出しました。
当時、牛タンは見向きもされない食材で、タダ同然で手に入りました。
佐野さんは試行錯誤を重ね、牛タンは薄く切って塩・胡椒で焼くのがベストという結論に達し、実際にメニューに入れました。
その後、全国的に広まったのはご承知の通りです。
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