うどんやそばの定番メニューと言えば、「きつね」か「たぬき」でしょうか?
きつねうどんは、「油揚げ」を「お稲荷さん」に、さらに「狐」に連想したのは何となくわかりますが、「揚げ玉」と「たぬき」はどんな関係があるのでしょうか?
たぬきうどんというメニューが誕生したのは昭和20年代前半のこと。
その頃から揚げ玉を入れるようになったかといえば、実はそれ以前から、うどんやそばに揚げ玉を入れて食べるのは当たり前のように行われていました。しかも当時の蕎麦屋では、揚げ玉を入れた容器がテーブルに置いてあり、無料で入れ放題。
しかし、東京の某そば屋が「揚げ玉を無料にするのはもったいない」と、「たぬきうどん」なるメニューを勝手に作り、10円(現在の100円)程度値上げしたのが始まりと言われています。
「たぬきうどん」という命名は、「きつねがあるから」という安易な発想からとのこと。
何とも意外な「たぬきうどん」の由来だったのでした。
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