鉄火巻とサンドイッチ、似ても似つかないような食べ物ですが、食べ物として誕生した由来が似ているのです。
マグロを芯にした海苔巻きを「鉄火巻」というようになったのは江戸時代。
鉄火場=賭博場で、博徒たちに好まれたのが始まり。
勝負をしながら手軽に腹ごしらえが出来、海苔で巻いてあるから、サイコロを持つ手に飯粒がつかず、都合がよかったようです。
鉄火巻の語源は、鉄のように張り切った気持ちで、火のように熱い勝負をしたからだそうです。
一方のサンドイッチは、18世紀のイギリスの政治家・サンドイッチ伯爵の名に由来しています。
サンドイッチ伯爵はトランプが大好きで、食事で勝負を中断したくないばかりに、薄切りのパンに肉等をはさんだものを作らせ、手軽に食べながら勝負を続けたそうです。
両方とも「賭け事」「勝負事」がきっかけでできた食べ物であるのが共通点というわけです。
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