クリスマスプレゼントを靴下に入れるという習慣は、当然海外から始まったものです。
(※サンタクロースのモデルと言われている聖ニコラスが、貧しい姉妹のために、こっそり窓際にあった靴下の中に金貨を入れたという伝説に由来。)
では、「クリスマスブーツにお菓子を入れる」というのも海外の習慣かと思いきや、実は、日本のオリジナルの習慣です。
お菓子を入れたクリスマスブーツは、戦後間もない頃、貿易関係の仕事をしているある会社が、海外のツリーに飾られた装飾品の靴下にヒントを得て、作り始めたそうです。
昔は、ボール紙に銀紙を貼り付け、小さなサンタクロースや星型をちょっとだけ付けた質素なデザインで、その銀色のブーツに、ビスケット等の簡素なお菓子を入れて販売していました。
しかし、日本が高度成長期になると、お菓子メーカーがクリスマス商戦に次々と参入してきます。
デザインも銀一色から、赤や金色が混じったカラフルなものになり、中身も様々なお菓子になりました。
バレンタインデーやハロウィン同様、お菓子メーカーの戦略で普及した「お菓子入りのクリスマスブーツ」です。
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