平安時代、身分の高い・貴族女性ほど、髪を長く伸ばしていました。平安時代の絵図からもそれがわかります。
当時は、長い髪を持つことが美人の第一条件であったため、女性たちは様々なことをして髪の毛を伸ばしていました。子どもの頃に毛根を刺激したり、養毛効果があると信じられていたツゲのクシを使ったり。
しかし、髪が長くなると大変なのが「お手入れ」。1000年も前の女性たちはどうやって髪を洗っていたのでしょうか?
まず、室内を衝立で仕切り、中に畳を敷いてタライを置き、そこで貴族女性は十二単を脱ぎ、タライで髪を洗ったそうです。
また、若い女性には、河原で髪を洗う人もいたとか。
川の中に入り、水の流れに髪をなびかせて洗ったそうです。当然薄着になるので、外から見えないように川の中に囲いを作ったそうです。
時代は違えど、映画『ラスト・サムライ』で、崖から滴る水で髪を洗うシーンもありました。
1000年前の歴史ですが、恐らく本当にそうしていたのかと思われます。
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