欧米の風刺マンガに描かれる日本人の姿は「メガネに出っ歯」であることがほとんどであった一昔前。
映画等でも、典型的な日本人のイメージとして「メガネに出っ歯」が笑いのネタにされました。
「メガネに出っ歯」の日本人のイメージが、海外に定着したのはなぜなのか?
「メガネに出っ歯」のイメージの日本人が最初に登場したのは、今から100年以上も前のこと。
明治初期に東京で発刊された漫画雑誌『ジャパン・パンチ』の1875年8月号に、イギリス人画家のチャールズ・ワーグマンが描いた日本人の姿が「メガネに出っ歯」でした。
「メガネに出っ歯」の日本人が描かれた『ジャパン・パンチ』を、当時日本を訪れた欧米人が、お土産として持ち帰ったのをきっかけに、日本人の「メガネに出っ歯」のイメージが欧米社会に広まって、定着してしまいました。
ちなみに、欧米で描かれる日本人のイメージは、「メガネに出っ歯」に加え、首からカメラをぶらさげた姿の絵も多かったようです。
決して格好がよいとは言えませんが、「ちょんまげ」のイメージよりはまだマシだったかもしれませんね。
Copyright (C) Islet search. All Rights Reserved.