日本の時計店に行くと、大抵の店にはメガネも一緒に売っているところが多いはずです。
なぜでしょう?
時計とメガネには、日本の小売業の発展の歴史と関わりがあります。
メガネは戦前からありましたが、一気に需要が高まったのは、戦後から。
戦前は、メガネ専門店は少なく、メガネは雑貨店(当時の高級品を主に扱う雑貨店)で買うモノでした。
次第に、雑貨店が専門化していき、メガネや時計、貴金属を専門に扱う店が誕生していきました。
時計を主力商品とする雑貨店が、「時計店」を名乗るようになりますが、元々が「雑貨店」であったがゆえ、メガネも併売し続けました。
その後、故障の少ない「クォーツ」の登場で、時計店は時計だけの商売が難しくなり、そのままメガネも売り続けたという歴史があります。
以上のように、時計店でメガネを売る理由は、戦後の小売業(雑貨店)の専門化の歴史背景があるようです。
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