イライラしたり、焦ったりするとき、ある人は無意識のうちに足を小刻みにゆする、いわゆる「貧乏ゆすり」をする人がいます。
なぜ足をゆするのでしょうか?
体の一部を小刻みにゆすると、小さな刺激となって中枢神経を通り、脳神経に届きます。
一定のリズムを伴った刺激は、脳神経に働きかけて、精神的な緊張を和わらげる効果があります。
体をゆする理由は、緊張をほぐすため。スポーツ選手等が試合前にジャンプしたり、その場でダッシュしたり、体をゆする場面をよくみかけると思いますが、緊張をほぐしていることがわかります。
では、なぜ足をゆするのか?
一番人目につきにくい場所が足であるからだそうです。
露骨に唇を噛みしめたり、眉を寄せることによって、不安や焦燥感を表に出す人もいますが、他人の目を気にする職種の人や必要以上に他人の目が気になる性格の人は、「なるべく目立たないように緊張をほぐしたい」ということから、体をゆする場所が「足」になったようです。
しかし、むしろ貧乏ゆすりは音が鳴ったり、振動が伝わってきたりと、かえって目立つ場合の方が多い気がします。
イライラしてきたら、一旦その場を離れて人目のないところで、それこそスポーツ選手がやるようなアップ(?)をやって、気持ちを落ち着かせてから仕事や考え事を継続した方がよいでしょうね。
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