胃液の主成分は強力な塩酸です。実にPH1.5~2くらいの強烈な酸性で、金属をも溶かすほどの液体です。
また、タンパク質を分解する酵素ペプシンも含むので、人体等は簡単に溶けてしまいます。
しかし普通、胃袋は胃液で溶かされることはありません。
なぜなら、胃の粘膜の上が0.5mmほどの粘液でいつも被われ、胃液をガードしており、さらに、粘膜と粘液の間には重曹の層が設けられ、粘液を突破された場合にも備えがあります。
アルコールやストレスのため、粘液の働きが悪くなると、胃壁が胃液にさらされることになります。
そうなると、胃も単なるタンパク質であるため、胃液にさらされると30分ほどで鬱血が始まり、そのまま放っておくと胃潰瘍になってしまいます。
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