一般的に、1回の献血では200ccの血液を採血されます。
血液の量だけで言うと、体内の水分から補給されるため3~4時間で回復します。
しかし、白血球や赤血球といった、血液中の重要な成分が元に戻るのは若干の時間がかかります。
最初に回復するのは白血球で、白血球はあっという間に回復します。
白血球はウイルス等から体を守る重要な役割を果たすため、不測の事態に備えて、常に血管の外側に待機しています。
血液が失われると、すぐに血管の外側から染み出してきます。
次に回復するのは血小板で、だいだい4日くらいかかります。
血小板は、傷を負って血が出たときに、血液を固める成分です。
栄養分や老廃物の運搬や、免疫機能を持つ血漿(けっしょう)は、約1週間で元に戻ります。
最後は赤血球。酸素を運ぶ大事な成分です。
赤血球が元の量に戻るのは約2週間くらいかかります。
以上の過程を経て、200ccの血液が元に戻ります。
そういった理由もあるので、1度献血をやったら、次の献血までに1ヶ月以上間隔を空けた方が良いと言われています。
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