人間の骨は、一度骨折したところは以前よりも丈夫になると言われます。
「本当?」と疑問を持った人も多いと思いますが、実はある程度本当の話だったのです。
骨折すると、血液やリンパ液が骨折した箇所で凝固し、新しい結合組織を作ります。
そこにカルシウムが沈殿して、骨が再形成されます。
つまり、骨折した部分が新しくなるので、以前よりも丈夫になるわけです。
しかし、新しい骨が形成され、以前よりも骨が丈夫になるのは、年齢が若いうちの話。
骨折の治療では、ギブスで固定して、時間をかけて骨を再生します。
若いうちは、骨が再生されやすいですが、年齢を経た体だと時間はかかるし、さらに、骨の強度が元に戻らないことも多いようです。
中年代になったら、骨密度のことに気を配り、定期的にカルシウムを摂取するようにして、骨折をしないように気をつけた方がよさそうです。
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