耳垢には乾いた耳垢(コナミミ)と湿った耳垢(アメミミ、アブラミミ、ネコミミ)があります。
耳垢の性質の違いは遺伝します。(メンデル遺伝)
人によって耳垢に違いがあるのは、先祖が違うからだそうです。(仮説です。)
乾いた耳垢の人は、本州で80%くらいの割合でいて、この特徴は北東アジアのモンゴロイド系(弥生系)であると言われています。
乾いた耳垢というものは本来存在せず、乾いた耳垢は先天的に耳垢が生成されない体質であり、耳垢だと思われる物は耳壁の表皮や外部の埃であるようです。(参照:長崎大学の研究グループの論文)
一方湿った耳垢の人は、北海道や沖縄に多く、この特徴は縄文系と言われています。
湿った耳垢である人は体質的に体臭が強い傾向にあります。
耳垢が湿るのは耳の中にあるアポクリン腺から分泌される汗が原因で、発汗量が多いのは体臭の原因の一つとされるアポクリン腺の量が比較的多いからです。
なお、ヨーロッパやアメリカの人は、ほぼ100%湿った耳垢です。(白人は90%以上、黒人は99.5%が湿性耳垢です。)
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