悲しいときに流す涙は「しょっぱい」と言われますが、これは感傷的な表現ではなく、本当にしょっぱいのです。
普通に流れる涙(例:目にホコリが入ったとき等)よりも、悲しい時に流す涙には、カリウム、ナトリウム、塩素等の塩味系イオンがたくさん含まれます。
したがって、涙の塩分濃度が高くなるので、しょっぱい味になるわけです。
しかし、悲しい涙よりもしょっぱい味がする涙があります。
悔し涙や怒ったときの涙です。
うれし涙等は副交感神経が働いてナトリウムの割合が減るのですが、悔し涙や怒ったときの涙は、交感神経が働いてナトリウムの割合が増えます。
なぜ涙が出るのかわからないときは、涙の味で「悲しい」のか「悔しい」のか、わかるかもしれませんね。
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