人間の記憶には、その場限りの短い時間だけ覚えておく「短期記憶」と、長い間覚えておく「長期記憶」という2種類があります。
長期記憶は、非常に個人差の大きい能力で、「物覚えのいい人」と言うのは、長期記憶能力に優れた人のことです。
一方短期記憶は、それほど個人差はありません。
アメリカの心理学者ジョージ・ミラーは、「人間が短期記憶できる数は7±2だけ」ということを発見し、これに「マジックナンバー7」という名前を付けました。
初めて聞いた電話番号に、メモを取らずにかけられるのは、実は人間の能力の限界に近い作業なのです。
そう考えると、一度に物の名前を10個記憶できる人は皆無と言ってよいでしょう。
瞬時にたくさん覚える記憶術は、何かに関連付けて無理矢理長期記憶の領域に記憶する技術となります。
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