ラーメン屋や蕎麦屋、洋食屋や定食屋でも、飲食店を開くためには「調理師免許が必要だ」と思っている人が多いかもしれませんが、実はこれは間違いです。
「調理師を名乗るため」には免許が必要ですが、「調理師免許がなければ飲食店を開いてはいけない」という決まりはありません。
飲食店を開くために必要な免許(資格)は、食品衛生責任者です。
食品衛生責任者は、都道府県が開く講習会に深く参加すれば誰でも取れてしまいます。
つまり、この講習会にさえ参加すれば、次の日から飲食店を開くことができます。
ちなみに、調理師免許を取るためには「調理師専門学校」に通い、料理の実習以外に、公衆衛生学や栄養学等を学ばなければなりませんが、学べる知識は広く浅く、初歩的な技術しか学べないというのが一般的な実態です。
プロの料理人の中には、「調理師免許なんか、まるで役に立たない」と言い切る人もいるそうです。
美味しい料理を作りたいのなら、免許はともかく修行が大切ということです。
ですから、飲食店を開くのは簡単でも、料理の腕を上げるのはなかなか難しいということです。
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