天気図に色をつける時は「高気圧を青」「低気圧を赤」にするのが普通です。
「高気圧は晴れるから赤」で、「低気圧は雨が降るから青」としても良さそうですが、これには理由があります。
低気圧が赤になったのは、赤が最も人間の目に留まる色だからです。
信号機の赤信号のように、低気圧の存在を目立たせ、災害に対する注意を喚起しようとするわけです。
そして、高気圧の青は、あくまで低気圧な赤に対する色として選ばれました。
気圧の色は国際的に定められているので、勝手に色を変えるわけにはいきません。
気象業務に関することは世界気象機関(WMO)という国連の専門機関で決められています。日本の気象庁はその技術規則に準じて天気図の表現法を決めています。
本来WMOの決定に強制力はありませんが、混乱を防ぐため、テレビ局等には天気図の表現方法を統一するよう要請しています。
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