日本の川は急流である上に、短い川が多く、昔からいろいろな川で洪水が繰り返されてきました。
日本の河口付近の洪水は、「木曽川型」と「筑後川型」があります。
木曽川型は、ダムの建設がはじまるまでは、上流の山から、土砂や小石が、たくさん流れてきました。そのため、川底が高く、大洪水であふれ出した水は、周りの低地を流れて、海へ出て行きます。
木曽川型は、水の流れる範囲が広く、被害も大きくなりやすいです。
利根川流域、手取川(石川)、常願寺川(富山)、矢部川(福岡)等が該当します。
筑後川型は、高い山がなく、流れてくる土砂や小石が少なく、自然堤防が発達しません。川も低地を流れ、洪水で排出しても、洪水がおさまると、水は元の川へ戻ります。
石狩川(北海道)、最上川(山形)、本明川(長崎)、郡川(長崎)等が該当します。
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