台風や大雨により、水害(主に洪水)が起きた場合、一番困るのは「水」。そして「食料」。
また、「停電」になることが多いので、「電気」や「火」にも困るはずです。
そして、見落としがちなのが、「衛生面」。「汚水等による病気」は二次災害の一つです。
以下に水害時に必要と思われる備蓄品を簡単な解説付きで挙げます。
「電気」がないと、夜は真っ暗な状態で過ごさなければなりません。「安全面」への配慮はもちろんのこと、「精神面」への配慮も考慮してです。
現代生活で、真っ暗な状態で過ごすというのは、予想以上に不安になります。平常時でもそうなのに、被災時ともなると尚更です。
また、情報を得るために現代ではインターネットが当たり前ですが、非常時です。スマートホンもあっという間に使えなくなるでしょう。
「明かり」と「情報」を得るために必要な電気の備蓄として「乾電池」は必須です。
電池は、文字通り「電気の池」です。
乾電池にも「使用推奨期限」なるものがあるのですが、これは「期限内であれば力いっぱい力を発揮できる」という期限。
つまり、乾電池は、使用期限を過ぎても使えます。
写真にある通り、お世辞にも保存状態が良いとは言えませんね…。(自分が所持しているものです)
「かれこれ10年以上経つのでは?」と思われますが、全然使えます。単一乾電池なんて、ガスコンロ用のための物ですが、今使用しているものは3年経過していますが、まだ使えます。
以下に「明るさ」と「情報」を得るために、乾電池とともに備えておくとよい用品を挙げます。
いずれも「マンガン電池」で使えるはずです。マンガン電池は「休み休み使うと電圧が回復する」という特徴がある、昔からある電池です。
(※ランタンや携帯ラジオの説明書を参考にして、乾電池を備蓄してください。もしかしたら「アルカリ電池式」かもしれません。)
最寄のホームセンターで揃うと思いますし、乾電池は「100均」のものでもよいです。(いつかクイズ番組で、ある科学者が言っていました)
意外と見落としがちな「衛生面」。世界各国でも起こった洪水や津波時の際に「病気の蔓延」がありました。
水害になって、初めて実感することもあるかもしれませんが、これまでの教訓を下に、備蓄用品を挙げます。
携帯用トイレ以外は、最寄のスーパーやコンビニで用意できます。携帯用トイレも、多分ホームセンターにあるはずです。
これまで「非常食」と言えば、「カンパン」等を中心とした、本当の非常用で、保存期間も5~7年くらいでした。
しかし、最近「災害時用非常食」として注目されている商品に、「サバイバルフーズ」というオレゴンフリーズドライ社の食品があります。
保存期間が約25年。合成保存料は使用せず、水分と酸素を約98%除去して密封することで、長期保存可能となった食品です。
今ではNASAから宇宙飛行時の食品として供給されています。
元々アメリカのオレゴン州で、シリアル向けのフリーズドライイチゴを製造するため起業した会社でしたが、1969年に「アポロ計画」で、宇宙食供給を始めました。
「月に行く間も、宇宙飛行士たちに美味しいものを」という願いも込められて開発を進めてきたので、長期保存も可能になったほか、味も良いそうです。(料理研究家の方が感心しておられました。)
種類も「シチュー」「パスタ」「チーズ」「クラッカー」と結構種類があります。
まだ、一般的にはあまり流通していないようですが、通販はできますので、一応リンクを貼っておきます。
(※上の写真は「サバイバルフーズ」のものではありません。)
さて、一番困難と思われる「水」。
ある調査では、「1人当たり1日3リットル必要」と言われていますが、この数字は「飲料用以外も含めて」です。飲料用だけだったら、そんなに必要ないはずです。
また、「非常用保存水」は売っていますが、保存期間が5年程度。
これでしたら、最寄のスーパー等で、ミネラルウォーター2リットルのペットボトルを12本程度を常備しておけばよいかと思います。(家族の人数に合わせて)
随時、古いのから飲みつつ、買い足しておけばよいかと。
習慣化されれば、「非常用」としての心構えもなくなるのではないかと考えます。
あると便利だと思いますし、保存できる期間が長いからです。
(※気づいたことや、調べてわかったことがあれば、随時書き足します。)
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