おおむね流行というような意味で使われる両者、ファッションとモードという単語だが、厳密にはこの2つには違いがある。
語源はいずれもラテン語であり、ファッションは行為・所作・活動などを意味するファクティオという単語が由来。
一方のモードは、方式・様式・形式等を意味するモドウスからできた言葉である。
一般的に、ファッションは、一般社会に通じる流行のことを、モードは限られた階級のためのものを指し、優雅さや気品が要求される。
つまり、、ファッションは一般大衆的なもの、モードは上流階級的なものを指すことになる。
日本では消費者によって選ばれたものをファッション、デザイナーが打ち出した流れをモードと呼ぶが、これは欧米のように、ハッキリとした上流社交階級が存在しないためだそうです。