漫画「スラムダンク」にて、安西先生が三井寿を称える言葉に「とっておきの飛び道具を与えてくれた」というセリフがありましたが、実際3ポイントシュートは大きな武器になります。
2つ動画を紹介します。
まずは、コービー・ブライアント
相手はかなり食い下がっていましたが、連続3ポイントで一気に差が開き、勢いづいたチームは得点を重ね、あっという間に30点差。
さすがにプロでも、第4クォーターで一気に30点差付けられると戦意は喪失します。
次に、カーメロ・アンソニー
連続3ポイントシュートの前に10点差以上ありましたが、この連続3ポイントで相手の戦意を失くさせたと思われます。これも第4クォーターでのプレイ。
カーメロ・アンソニーの動画について少々愚見を書きます。
シューターにフリーで打たせてあげるのは、バスケットボールにおいては常套手段。そのための「スクリーン」だったりします。
事実、2本目と3本目はポイントガードのデロン・ウィリアムスが上手くスクリーンの役を果たしていたと思います。
また、ゾーンディフェンスに対しては、やはり有効な攻め方の一つでもありますが、相手のゾーンの形でシュートを打つ角度を変えるのも常套手段。
3本目のラインから離れた位置からのシュートは圧巻ですが、何もプロ選手に限ったことではありません。中学生や高校生のプレイヤーにも、3ポイントラインから離れた位置でもシュートを決める選手は事実います。
劣勢になっている時(特に追い上げられている時)、1本綺麗な3ポイントシュートを決め返すことで試合の流れを変える、または落ち着かせることができます。
「3点」という点数もそうですが、何よりも3ポイントシュートが綺麗に決まったときの「音」は、形容し難いダメージを与えます。決めた方にとっては、何とも嬉しい響きです。
選手は、何よりも練習を重ねることが大事ですね。どの角度からも打てて、トリプルスレッドの形からすぐにシュートに行けるように。
指導者の方は、シューターのプレイヤーをフリーにさせてあげる方法を思案してください。最低でもゾーンの形に合わせてシュートを打つべき場所くらい教えてあげてください。