プロ野球の甲子園名物「ジェット風船飛ばし」は、7回の裏の阪神の攻撃が始まる前に行われます。
「ラッキーセブン」にあやかって、「必勝起きそう!」というわけですが、「ラッキーセブン」の始まりは、1930年代のアメリカ・本家メジャーリーグからでした。1930年代のメジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツは、7回の攻撃で何度も逆転劇を演じました。
その結果「7には奇跡を呼ぶ何かがある」と噂され、それがアメリカ中に広まり、やがて世界中に定着しました。
確かに7回ともなると先発投手も疲れてきて、バッター有利のイニングになります。
攻める側にとってはラッキーなイニングではあっても、ピッチャーにとっては「7回は魔のイニング」と言えるかもしれません。
昨今は、ピッチャーが完投することは少なくなり、7回あたりから中継ぎ・セットアッパーが、先発投手と交代するようになってきました。
しかし、長年続いたお祭り的な「ジェット風船飛ばし」は、今でも残っているわけです。
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