野球では、左投手のことを「サウスポー」と呼ぶことがあります。「southpaw」を直訳すると「南の手」となります…?
サウスポーという言葉は、アメリカの新聞記者が作った造語です。
生みの親は、シカゴニュースのピーター・ダーンという説と、ヘラルド新聞のチャールズ・シーモアという説とがあります。
どちらにしても1880年から1890年代のことで、シカゴ球場の観戦記によって生まれた言葉です。
当時のシカゴ球場は、太陽光線が打者の目を直射しないように、バッターボックスに立った打者が東を向くように建てられていました。
つまり、投手は東から西に向かって投球することになり、左腕投手は振り上げる左腕が南側になります。
そこで、左腕投手を「サウスポー」と表現したそうです。
この事が、ボクシング界でも使われ始め、テニスやバレー等、広くスポーツの世界で「サウスポー」の呼び名が定着しました。
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