家庭の電気製品で使用量が多いのは、一般的には、エアコン・冷蔵庫・照明・テレビの4つでしょう。
中でもエアコンは、家庭の電力消費の約4分の1を占めるといわれ、家計への影響も大きいはずです。
なんとかエアコンの電気代を安くするために「エアコンのスイッチをこまめに切る」という方法を実践している人もいるようですが、これは逆効果。
エアコンに限らず、多くの電気製品は、スイッチを入れた瞬間が最も電気を食うそうです。
これは「突入電流」と呼ばれているものですが、スイッチが完全にオフの状態の家電のスイッチを入れた瞬間に、一気に大電流が流れる現象です。
テレビをオンにしたり、冷蔵庫が「ブルルル」と大きな音を立てたりしたときに、一瞬ですが、部屋の照明が暗くなったりすることがあるでしょうが、それが突入電流の影響です。
特にエアコンや冷蔵庫のようにコンプレッサー(圧縮機)で冷却ガスを圧縮する家電は、スイッチをこまめに切るのは節電にはなりません。
エアコンで節電するなら設定温度を変えた方が効果的です。1℃変えただけで、約10%の節電になるはずです。
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