台所洗剤や洗濯用洗剤の成分表示を見ると、必ず「界面活性剤○○パーセント」と書いてあります。
この「界面活性剤」というのは、いったい何でしょう。
油を塗った布に水を一滴たらすと、水は玉になって布の上に乗っかります。液体には、なるべく表面積を小さくしようとする表面張力があるからです。
ところが、これに洗剤をたらすと、玉が崩れて布の表面が濡れてしまいます。このように、表面張力をなくす働きをするものを界面活性剤というのです。
洗濯するためには、まず洗うものをよく濡らして、繊維の隅々まで洗剤をしみ込ませなくてはなりません。そのとき、洗剤の界面活性剤が必要とされるわけです。
自動車のウインドーなどに使われる曇り止めも界面活性剤です。