着用していないと、だらしがないと見られがちなネクタイ。(最近はノーネクタイも多くなりましたが)
着用する理由も礼儀にかなったものがあるのだろうと思うかもしれませんが、どうやら違ったようです。
17世紀半ばのフランスでルイ14世に仕えたクロアチア人部隊が、首に布を巻いていたのを見たパリジャンが取り入れたのが始まりと言われ、純粋なファッションです(クロアチア人は弾除けのおまじないとして用いていた)。
その後、ネクタイの結び方はいろいろ工夫され、現在は約85通りものパターンがあります。
窮屈で肩が凝るネクタイですが、クロアチア人がフランスに来なければなかったかもしれないかと思うと、いささか恨めしい気がしますね。
ちなみにフランスでネクタイのことを「クラヴァント」と呼ぶのは、このクロアチア人が由来です。
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