平昌オリンピックで初めて公式種目になったマススタート。
初代女王に高木菜那が輝きました!
15歳でオリンピックに出場したり、平昌オリンピック前にはワールドカップで大活躍した妹の高木美帆が目立っていました。
高木菜那本人も話していましたが、昔は相当悔しかったようですね。
高校卒業後、実業団に所属し、メキメキ成績を上げて、ソチ五輪にも出場しました。
でも「1位」の成績をなかなか残せず、さほど注目を浴びませんでした。
パシュートで金メダル候補となるも、やはり呼び名は「高木美帆の姉・菜那」。
妹がバンクーバー五輪に出場して、高木菜那は応援。
悔しい思いも正直あったそうです。そりゃそうでしょう。
でも、妹へは応援メールを送り、現地でも大声で応援。
そこで見た光景が、高木菜那を変えたそうです。
それまでは、「妹に勝つ」ばかりが目標だったが、オリンピックを見て、雰囲気を肌で感じて、「オリンピックに出たい!」が目標になったようです。
「とにかくオリンピックに出るんだ」という高くなった目標で、練習に打ち込む気持ちも変わったんでしょうね。すごい目つきで練習に取り組んでいました。
そして、ソチ五輪に出場できたわけです。
パシュートは、ヨハン・デビットコーチと高木美帆がいなければ、金メダルは恐らくなかったでしょう。
しかしですね、作戦上3人目を走ることが多かった高木菜那の役割も非常に大きかったと思っております。
辛くなるラスト2周で、2人目が苦しくなってバランスを崩しそうになったのを必死にフォローしていたのが、高木菜那でした。
決勝で、佐藤がインタビューで話していましたが、「ラスト1周でバランスを崩してしまい…~」、そうだったんです、それを高木菜那が上手くフォローしていたんです。
マススタートという今大会初の競技だったので、どれだけ注目されるのか、いや「メディア取り上げろよ!」と思っていましたが、予想以上に取り上げられましたね!
とっても嬉しかったです。そして、呼び名も「高木菜那」になっていました。
しばらく膝の治療に専念するようですが、また活躍を期待しています。 (2018.2.26)
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