連日のように日本と韓国の政府レベルでのすったもんだが報じられておりますね。
テレビでは、「韓国市民の反日感情はそうでもないよ」といった内容が一部映像として報じられていますが、ネット上では、両極端な記事・情報が蔓延している印象。
私の友人に、旦那さんの仕事の都合で4~5年韓国に住んでいる人がいます。時々連絡をとって、韓国市民の実際の反応を聞いていました。以前から、日本で報じられている内容と全然違うことを聞いていましたが、先日その友人が一時帰省していたので、会って直接いろんなことを聞いてみました。
以下に、概要をまとめてみます。
開口一番に出てきた話題が、「韓国に住んでいて、日本人だからといって、嫌な思いを一度もしたことがない」という話でした。
これは、ママ友の韓国在住の日本人も同じだということも言っていました。
高齢の韓国人は、日本語教育を受けていた経緯もあり、日本人だとわかると、わざわざ日本語で話しかけてきてくれて、逆に恐縮するぐらいだとか。
また、多くの韓国市民は、韓国政府の反日発言や反日運動団体に対して、冷ややかであり、「自国の政府が恥ずかしい限りだ…」と感じているそうです。(日本のテレビ報道でも反日運動をスルーしていく韓国市民の様子が流れていましたね。)
つまり、普段の生活では至って友好的であるそうです。
もう1点気になっていたのは、歴史教育について。この話も聞きました。(ただ、子どもがまだ小学校あがる前ということもあり、あまり詳しい内容までは踏み込めませんでした。)
教科書には、やはり「過去に日本に統治されていた時代がある」という記載は必ずあるということ。
しかしながら、反日を煽る文章ではなく、歴史の事実として書かれており、「平和への願い」ということでの記載であるそうです。
これって、日本でも同じで、歴史の教科書には太平洋戦争・原爆投下の話は必ず記載されてますよね。そのレベルだということです。
過去の日本の統治を「侵略」という捉えをして、反日感情を持つ韓国市民もいるでしょう。
しかし、同じように日本にも、太平洋戦争を「アメリカの陰謀」という捉えをして、反米感情を持つ市民がいることも事実です。
つまり、各々の歴史認識の違いで、反日感情を持つ韓国市民もいれば、反米感情を持つ日本人もいるということです。
一つ気になるのは、韓国でネット上の言論の自由を規制する法律ができたという話。(※日本の報道より)
民主主義が徹底されていないということでしょうか…? でも、この法律は政権が変われば無くなる気もします。
「なぜ慰安婦問題を終わりにしないのか?」という話が一番印象的でした。これは、日本国内にいる人も同じように感じている人も多いと思われます。
友人の肌感覚だそうですが、やはり「なんで賠償金の受け取りを断ったり、そうかと思えば、また話を蒸し返したりするのだろうか?」という疑問を持ったようですが、「慰安婦問題を終わらせたくないんだろうな」とのこと。
国内の政治がうまく行かなくなったら、特に景気が悪くなってきたら、慰安婦問題を蒸し返すようです。
国内の問題から意識を反らせるために、外へ目を向けさせるようで…。(この辺りは、日本での報道と同じ感覚のようです。)
LINEやサムスンといった韓国企業が日本に進出しており、また、金融関係等々の日本企業が韓国に進出しています。エンタメやスポーツでも、相互の交流があります。
問題は政治ですね。
韓国の政治については、多少の知識はありますが、掘り下げるとややこしくなるので止めておきます。
自国の問題は、自国内で片付けて欲しいと思う次第です。 (2019.3.3)
他、2つほど興味深い話を聞いたので、ついでに記載しておきます。
「整形大国」という話は本当のようで、これは想像以上の様子です。
整形手術後に、包帯をグルグル巻きにして歩いている人が異様に多いようで…。
2017年に北朝鮮の弾道ミサイル実験が数回行われ、日本では大騒ぎになっていましたが、韓国国内ではビックリするくらい反応が薄かったとのこと。
朝鮮戦争以来、緊張状態が長く続いている経緯があるため、「あー、またか…」程度の反応だったようです。
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