度々、このコンテンツでaiko関連のことを勝手に書いております。
数年前に発売された、aikoの『May Dream』というアルバムを聴いた時の第一印象は「え!?…どうして…??」というものでした。
残念感が大きかったので、何度か聴き、過去のアルバムとの比較をしつつ、自分なりに考えました。
『May Dream』はアレンジャー(編曲する人)がそれまでの島田さんから変わったので、最初は「そのせいかな…」と思いましたが、いやいや。
そもそも、AIKOが作曲する時点で曲の構想はある程度出来上がっているわけで、その後アレンジャーが編曲するわけですが、編曲し終わった後、aikoが「OK!」しなきゃ形になるわけがないはずなので、やっぱりaiko自身が意図的に曲作りを少し変えたのだと思いました。
なぜか?
考えた末に出した結論が、今後の音楽活動を見越して、また進化しようというaikoの決意であろうと思った次第です。
漠然とそんな風に思っていたので、「だから、やっぱり応援していこう!」と思いつつ、数年が経ちました。
3連休は随分暇があったので、今更ですが『May Dream』の発売に当たってのaikoのインタビューを調べたら、思いっきり書いてありました。
(参照:aikoインタビュー「私は夢を食べて生きていく」永遠の恋愛体質の理由とは?)
「知りたかったらすぐ調べればいいのに…」と、自分でも思いつつ、しかし「好きなもの」「興味のあるもの」に関しては、「自分なりに考えてみたい」という気持ちがあるので(映画レビューとか)、自分なりに考えてみたわけです。
(さほど興味のないことや調べなきゃわかりようにない事柄はすぐ調べますけどね。)
結局は、ほぼ自分が想像していたことと一致していたので、嬉しく思えたのでした。
もう一つ気付いたことがありました。先日発売された『aikoの詩。』を聴きながら気付いたことです。
『aikoの詩。』は「よく考えて曲順決めたんだろうなぁ」という組み合わせになっていたおかげで、気付きました。
それは、ライブを意識した曲を増やしたんじゃないかな?ということでした。
aikoの曲の何が変わったというと、早い話がaikoの曲ってピアノが前に出る曲が多いから綺麗で聞きやすかったのが、ギターが前に出る曲が多くなった点です。
そのせいで、CDで聴くと、ギターのフレーズと音色(おんしょく)が非常に耳について、歌が聴きづらくなった印象があったんです。
わかりやすいのが、『予告』のサビかと思います。(これは『湿った夏の始まり』に収録)
しかし、ライブの映像等で聴くと、ギターの音がさほど気にならないんですよね。(他の曲も然り)
これまた、シングル『予告』の発売に当たってのaikoのインタビューにきっちり書いてありました。
(参照:aikoが語る、『予告』にこめた思いとこれから「私は私の道を突き進んでいきたい」)
「ズバリ!」思った通りだったので、またまた嬉しく思えた次第です。
映画とか、音楽とか、自分の好きなものに関して、自分なりに考えて、その意図を汲み取れたときの嬉しさは結構大きいです。
すぐ調べて知ってしまうのも別に良いとは思いますが、自分で少々頭を使って考えたことと、自分の好きなものを制作してくれた人の意図と合致したら爽快です!
そんな3連休の初日でした。(2019.7.13)
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