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木村栄子さんに期待すること

木村栄子の写真

令和初の参院選で、重度障がい者の木村栄子さんが初当選しました。
出馬した政党と民放の切り取られた報道に不安視していましたが、木村栄子さんの35年間の地道な活動と「重度訪問介護」の制度や生活実態を少々調べて、木村栄子さんを一議員として、期待したいと思いました。

以下に、障がい者を取り巻く背景と、木村栄子さんに期待したいことを書きます。

緩やかに変わってきた障がい者への視線

今現在は、数十年前に比べると障がい者への理解はかなり深まったと言えると思います。
わかりやすい例で言うと、「パラリンピック」「バリアフリー」「認知症」「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」でしょうか?

国際的に見ても、先進国の間ではやはり理解は深まってきたと。
2006年に国連で「障害者権利条約」採択され、2019年時点で179ヶ国が批准・締結しています。(ちゃんと制度化されているかは別として。)
具体例を探すのは結構難しいですが、民放の『奇跡体験! アンビリーバボー』なんかで、諸外国で実際にあった話が紹介されています。

しかし、まだまだ理解を深める度合い、範囲は浅い・狭いと言えるでしょう。「表面的な同情」というのが現状かと思われます。
ですから、今回の当選で、ぐっと障がい者に対して注目を浴びることになったのは意義があると思います。

障がい者の気持ちを完全に理解するのは無理だけど…

ただ、障がい者の気持ちを完全に理解するなんてあり得ない話です。

単純な理屈で考えれば、健常者同士の間でも「Aさんの頭の中をBさんが完全に理解する」なんてことは絶対に出来っこないですよね?
それと同じです。

でも、「あまりに理解度が離れすぎている」と思っています。
軽度の障害がある私ですら思うことです。

国会で現状を訴え、緩やかな制度改革を

国政の場で、重度障がい者の現状を訴える機会が出来たのは、世界的な歴史の観点から見ても凄く意義のあることです。
議員さんたちはあまりにも浮世離れしていますから…。
初登院した際の感想を問われたとき、木村栄子さんの「天井が綺麗だなぁ」という言葉がとても印象的でした。
その気持ちのままで、国政の場で活動していただきたいと思っています。

既にSNS上で論議になっていますが、「就労中の介護費用も公費負担」についても、あえて劇薬を最初に持ってきたと思って見つめています。
「議論になっている」こと自体が大いに意味のあることです。無関心よりよっぽどマシです。
(ただ、ご本人の意思で今後の議員活動を慎重に進めて欲しいと願います。)

介護費用を参議院で一時的に負担することになっていますが、そもそも論おかしな話で、ここが落とし所ではないはずです。
「介護費用を公費で負担しつつ、収入は自分のものになる」という制度自体、明らかに「障がい者優遇制度」ですよね。
そんなことは、ご本人もよくわかっていると思います。
今現在(参議院で一時的に負担)を民間企業で例えるならば、「あなたの介護費用は当社で負担します」ということ。

落とし所は、「生活保護受給世帯と似たような制度改革」かと。
つまり、「収入を得れば、公費負担の一部を返納する」ということと、「65歳以上の介護保険料を見直す」ことでしょう。

公費負担以上の収入を得られれば完全に自立できるわけですから、しごく当たり前の話ですね。
また、就労することが極めて困難な人に、65歳以上から介護保険料の1割負担は酷な話です。
貯蓄があるわけもなく、65歳から突然就労できる話でもないわけで、見直されて当然。
ただ、介護保険料の見直しは、障がい者の範囲だけではなく、「貯蓄できない低所得者」全体に関わる話なので、そういった視点で制度改革を目指さなければいけませんね。

地道に活動してきたところが、一気に世間の注目を浴び、国政の場へ出たので精神的な負担は計りしれないですが、任期満了まで活動していただきたいと思います。
引いては、それが介護士さんへ視線が広がり、介護士の給与や就労体系・教育の更なる充実にまで発展することを願っています。

今回の「参議院で一時負担する」という決定は、今後の日本の将来を見据えた上での判断ということで、「参議院会社が負担することにした」ということで支持します。

「れいわ新撰組」は支持しない

最後に書いておきたいのが、「れいわ新撰組」については、全く支持しないということ。
政策がメチャクチャすぎて、政治ド素人でも簡単に論破できてしまいます。(近々書きます。)

また、代表の山本太郎は責任がどれほど重大か認識しているのでしょうね?
「あえて障がい者を利用する」と発言しております。
下手打つと、せっかく緩やかに広がりつつあった障がい者への理解を、「障がい者への偏見の助長」を生む結果になりますよ。
そうなったら、どう責任取るつもりでしょうね?
「政治活動を辞める」だけじゃ済まないですよ。大犯罪者です。「詐欺罪」で自ら懲罰を受けて下さい。
結果がどうなったかは、数年後に幅広い障がい者の方々の近況を全国回って聞いて歩いてください。障がい者から見て、「周囲がどう変化したか?」という問いに対する回答が結果です。

今回、「木村さんと船後さんを参議院議員に当選させた」という事実は認めますが、「『障がい者を利用した責任』をきっちり果たせよ!」という憤りを感じています。

本音は、「草の根活動を粛々としていた方が…?」です。 (2019.8.4)

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