新型コロナウイルスの影響で、今後かつて経験したことのない大不況が確実に訪れます。
今現在、よく「リーマンショック」や「東日本大震災」と比較されるのを見たり聞いたりするでしょうが、それらの比ではありません。
データで示したいんですけど、かつて経験したことのない出来事で、急速に起こっていることなので、統計データは出ていません。
(今起こり始めたばかりなので、統計データを作成できないのは当然と言えば当然で…。)
それでも、現時点で拾えている例をいくつか出します。
既に派遣切りは1,000人越え、フリーランスの方で収入がゼロになっている人は数知れず。テレビの報道では、個別案件でいろんな人が悲痛な心境を語っている様子が連日報じられています。氷山の一角を。
筆者の知人にもフリーランスで活動していて、収入がゼロになって、既に転職した人もいます。(早めの行動が功を奏しました。)
大手企業も、雇用調整助成金(簡単に言えば、一斉休校措置で有給休暇をとった人には1日あたり上限8,330円支払うというもので、企業が支払って、後に政府からその分を助成してもらうという制度。)を活用しない例がニュースで出ています(4/2)。
ニュースで出ているので、名前出しますが「サイゼリア」です。
中小企業にも雇用調整助成金は適用されますが、使わないところはたくさんあるでしょう。
なぜ使わないかというと、後の倒産を見越しているからです。
日本の自動車メーカーは全社生産をストップしました。
今生産しても自動車なんて売れるわけがないからです。
航空業界は減便しまくっています。搭乗者も20~30人とか…。
日本の事例は現時点で、まだこれくらいしか提示されていません…。
既に蔓延してしまった欧米の事例を示すと、アメリカでは失業保険を求める人が異常なペースで急増しています。ほんの数日前まで「300万人」と報じられていましたが、4月2日には「660万人」になっていました。
イギリスでは、生活保護申請者が10倍に増えたというニュースが出ていました。
ただし、これらは「申請者」の数で、実際に救済措置を受けられた人数ではありません。
世界恐慌に伴って激増することの一つに、「犯罪の増加」があります。
日本ではほとんど報道されていませんが、既に欧米を含む世界各国で略奪や襲撃が各地で多発しています。
アメリカでは、銃が爆発的に売れているニュースを見た人はいると思います。
アメリカでは有事の際、いつも起こる現象です。
略奪や襲撃に備えるための自衛手段です。
夜のニュースで、「ロサンゼルスでは在宅率が増えたので、犯罪が減っています」と日本の報道にありがちで、陳腐なことが放送されていましたが、他の州はどうなんですか?
危なすぎて取材できていないんです。
フロリダでMLBキャンプをしていた田中将大投手が、実は日本に帰国していて、自宅待機中と報じられました。
本人のコメントは「身の危険を感じたから」でした。
平和ボケで、治安が良く、銃のない日本では、世界各国のような強烈な襲撃はないでしょうが、犯罪は間違いなく増えます。
日本では自然災害時が参考になる例でしょうか。
圧倒的に美談の報道が多いですが、犯罪も多発しています。(報道の数は少ないけれど、ひどい犯罪が多発していたのを見ましたし、また、実際に現地の対策本部で陣頭指揮をとられた方の講演で聞きました。)
今回の場合、日本で増える犯罪は「詐欺」と「強盗」です。
以下に、「詐欺に騙されない方法」と「強盗や窃盗から身を守る方法」を書きます。
新型コロナ関連の詐欺は、既に発生しています。
基本的な注意を書いておきます。
まず、個人情報を送信しなければいけないものは詐欺と思って下さい。
特に、口座番号、住所、電話番号です。
次に、大不況なので「簡単に儲かる!」とか「投資」の詐欺が必ず増えます。
しかし、簡単に儲かることなんて絶対にありません。
いくら話術に長けていても、ウソと思って下さい。騙されないで下さい。
一番気をつけなければいけない詐欺は、警察を装った詐欺です。
治安が悪くなるので、今でも発生してる警察を装った詐欺は更に増えます。
最も効果的な手段は、警察を名乗って家に訪問者が来たときは、絶対に玄関を開けないで、すぐに110番で確認することです。
「110番でまずは確認してみます」と回答しておいて、相手の返答を待たずに、本当に110番して「警察来たけど本物ですか?」と問い合わせて下さい。
この方法が最も効果的です。
警察から電話がかかってくるといったパターンが多くなるでしょうが、一旦切って、やはり同じく110番にかけて確認してください。
他、電気会社や水道局を装って「点検に来た」「修理に来た」といった詐欺も増えると思われます。
上に書いたことと同じ対応をして下さい。
仮に、事前に封書で「○月○日に点検に行きます」といった通知があったとしても、用心して、まずは契約している電気会社や水道局に電話で確認して下さい。
既に厚生労働省や衛生局を名乗った詐欺が出てきていますが、これも対処法は同様です。
お住まいの自治体に問い合わせて下さい。
強盗や引ったくりは怖いですよね…。でも増えます。
特に、高齢者と女性が狙われます。しかし、2,3人で犯行を計画していたら男性だって危ないです。
防ぎ方は極めて難しいです…。
ありきたりな防止策がほとんどですが、箇条書きで書きます。
基本的には外出は極力控えて下さい。短時間で済むような工夫を。
プロの空き巣狙いは、信じられないほど巧妙です。筆者だってどんな手段があるか片手で数えられる位しか知りません。
電気をつけっ放しにしておくのは、一つ有効な手段かもしれません。
強盗・窃盗に対する防衛策について新しいことを見つけましたら、随時追記します。 (2020.4.2)
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