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自粛解除は北海道の失敗を参考に

大通公園の写真

北海道の地元愛が強い故の嘆きです。
4月1日以降、「新型コロナウイルスの感染が今後広がる…」と思っていたら、案の定になってしまいました。

なぜ、「感染拡大」を予想できたのか、そしてこれから各自治体が「自粛解除」に向けて動き出すようなので、気をつけて段階的に解除していって欲しいという願いで書きます。

4月1日から自粛を一気に緩めた失敗

3月の3連休で日本全国の気が緩み、感染が一気に広がったのは記憶に新しいと思います。

北海道はそれに加え、4月1日から一気に自粛解除をしてしまいました。
テレビニュースの画面越しですが、日中の人の出、「危険」と言われていたスタイルでの飲食等々を見ました。
「札幌終わった…」と愕然としました…。

別のコラムでも触れたのですが、日中の様子を見て、すぐにイメージできたのが「夜の繁華街も多くの人が出る」ということでした。

ただ、夜の繁華街の店全てが怖いというわけではなく、風営法に従って営業しなければならない接待を伴う店です。
ザックリ書いてしまうと、ナイトクラブやホストクラブ等です。
お酒に酔った上に濃厚接触しまくり。しかも密閉空間…。

4月1日から約2週間後の4月14日以降、予想通り増加し続けました…。(参照:新型コロナウイルス感染者数の都道府県別の統計)

14日から増えだしたのは、恐らく「3連休の緩み」で、28日以降から更に増えたのは4月1日からの「ほぼ対策無しの一気の自粛解除」と思われます。

北海道の第1波と第2波の違いは、「感染経路不明」の人が異様に増えたことです。(第1波のときは、ほぼ感染経路を追えていました。)
東京都をはじめ、ほか府県も同様の傾向が見られました。

4月15日だったと思います。所要があって、どうしても夕方に繁華街へ行かなくてはならず、細心の注意を払って出向いたのですが、全く緊張感がなく、客引きはたくさんいました…。
「こりゃダメだ…(嘆)」と…。

更に、緊急事態宣言が発表された4月17日、テレビニュースの画面越しに夕方の繁華街の様子が写っていたのですが、呑気に出歩く人がたくさん…。
さすがに怒りを感じました…。
(というか筆者、4月1日から一気に自粛解除した様子を見て、怒って北海道知事へメッセージを送り続けていたんですけど…。まるで届く気配がないので諦めました…。)

ゴールデンウィークの北海道知事と札幌市長のメッセージは「札幌市民はとにかく家にいろ!」「その他の道民は札幌市に来るな!」ですよ。
「ふざけんな!!」という怒りが爆発しそうでしたが、医療従事者等々のことを考えつつ、それこそ「ステイホーム」に徹しました…。

院内感染と各施設の集団感染の原因って何?

4月に院内感染が多発し、介護施設等でも集団感染が起こりました。
そりゃ感染者一気に増えますよ…。

しかしですね、「どこから院内感染・集団感染が始まったの?」ってことです。
把握できていないのか、発表していないのか、とにかくわからないんです。

ここからは仮説になるのですが、ズバリ病院や施設を訪れた患者や見舞いの人が、夜の街で感染していたのではないか?ということです。

大阪府発で「ライブハウスで集団感染が起こった」と公表があったので、札幌市内のライブハウスも集団感染が確認・発表され、ほぼ全てのライブハウスは営業停止状態。

欧米からの帰国者の感染が確認されても、濃厚接触者は追えていました。

それなのに「どこから感染が拡大するの?」という話です。

公で発表されている中で、集団感染が確認されているのは、銀座や岐阜、佐賀のナイトクラブです。
しかし、これらは氷山の一角で、ものすごい大量の店で集団感染が起こっているようです。
つい先日、ある著名人のYouTubeチャンネルでの議論を見て「やっぱりそうなんだ」と思った次第です。

問題は政治の責任と市民の気の緩み

すすきのの写真

北海道札幌市の第2波は、行政の責任と道民・市民の気の緩みと両方があります

先にも書いたとおり、4月1日に自粛を一気に、あまり対策もなく解除した行政(北海道知事・札幌市長)の責任は大きいです。
解除の際も、通り一辺倒なことしか言わず、具体的な自粛解除のガイドラインを示しませんでした。
感染拡大傾向が明らかになり始めた4月14日以降も、呑気なトーンで淡々と喋る…。
あれじゃ危機感は全く伝わらないです…。
(その点、大阪府の吉村知事からは気迫や危機感はヒシヒシと伝わりましたね。府民が自粛要請に協力して、ぐっと感染者が減ったのも頷けます。)

今じゃ病院やスーパー・コンビニ等々でビニールシートで感染予防したり、人との間隔をとるとか、そんなことはされぬままの自粛解除でした。

一方で、道民・市民の油断の責任も大きかったです。
ほぼ毎日数名新規感染者が発表されていたにも関わらず、夜遊びする人たち…。
2桁の感染者数に驚いていたのに、1桁になった途端安堵してしまったのでしょう。感覚が麻痺してしまったのだと…。
挙句の果てには、「危険だ」と散々警告されていたライブハウスへ、しかも北海道以外の地域へ行き、感染して帰ってくる人もいた始末…。

当初から、「終息には早くても1年以上はかかる」と感染症の専門家が、いろいろな所で言っていたにも関わらず、たった3週間で「自粛疲れ」なんて言葉が出ていて…。

行政の判断の甘さと、市民の油断双方が合わさり、第1波よりも感染拡大は深刻なものになってしまいました。

ガイドラインを作成して段階的な解除を!

したがって、北海道札幌市の失敗を参考に、各業種ごとに専門家を交えながら、感染防止のガイドラインを作成した上で、少しずつ自粛解除しないと、必ず第2波が来ると思われます

今夜のニュースで、自粛解除に向けて各種感染予防対策をとっている事例が紹介されていました。
中でも目を引いたのが、佐賀県のボウリング場で「県外の人の利用は当面控えてもらうよう身分証明書を提示する」ことをルール化した取り組みは良いと思いました。

飲食店の営業再開は非常に難しいでしょうね…。
一つ参考になるのは、ラーメン店の業態ではないでしょうか?
かねてから、「ラーメン屋って感染リスク低いんじゃないか?」と思っておりました。

まず、接触感染ですが、飲食店なので衛生面にはことのほか気を配っているので、電車のつり革の方がよっぽど汚いと。つまり、接触感染リスクはかなり低いということです。
飲食店の最大の問題は「飛沫感染」ですが、ラーメン屋の場合なら、カウンターのみのスタイルにして、会話を禁じれば飛沫感染もないであろうと思っていました。

他の飲食店も「飛沫感染防止」を徹底すれば、そしてその対策がきちんと伝われば、ある程度のお客さんは戻ってくるかもしれませんね。

ただ、アルコールを提供する飲食店はかなり厳しいでしょう…。会話ありきですから。
アルコールは利益率が高いのでお店側としては出したいのでしょうが、アルコールを提供しながらの営業で客足を戻すのは当面無理かと思われますが…。

また、先に挙げたキャバクラやホストクラブ等は、当面は新規客はお断りで、常連さんのみで営業しないと、すぐ他県から感染が広がるのではないでしょうか…?

北海道では医療崩壊が起きかけています。
今現在は少し感染者が減少傾向にありますが、現在発表されているのは約3~4週間前の感染者です。(潜伏期間が約2週間で、発症してから検査結果が出るまで約2週間ほどかかります…。)
筆者は「ゴールデンウィーク中にまた感染が拡大したんではないか?」と、残念ですが悲観しています。
それがわかるのは5月21日~28日のあたりかと…。

そうならないことを願いつつ、そしてこれから自粛解除していく自治体の皆さんに気を付けて欲しいと願います。 (2020.5.7)

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