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新型コロナの後遺症の発信と読み方

頭を抱えて悩む人の写真

最近「新型コロナウイルスに感染して後遺症が残ってしまった」といったネット記事をよく見ます。Twitterでのご自身の発信も。

主に2種類の後遺症があるものと認識している最近です。
1つは、体に後遺症が残るケース。
もう1つは、新型コロナウイルスに感染してしまったため、 完治しても「会社に来るな!」という、事実上の解雇通告のようなものを受けるといった社会的制裁のような後遺症のケースです。

以下に、それぞれのケースについての筆者の見解と後遺症についての情報発信の仕方、及び読み方について書きます。
(ちなみに筆者は基礎疾患持ちです。10年以上になります。そういった立場からの見解であるという前提で読んでいただけると幸いです。)

体に残る後遺症について

まず、体に残る後遺症についてですが、筆者が目にしたものは「微熱」「倦怠感」「関節の痛み」等がほとんどです。(日本の場合)
しかし、当然ながらその他、呼吸器系や他内臓疾患に繋がるケースも考えられるかと思います。

新型コロナに感染して治療を終え、後遺症が残ってしまったといっても、長い方で5ヶ月程度でしょう。
5ヶ月の間辛かったと思われます。

しかし、冷静になって考えて欲しいと思う部分もあります。
世の中には数多くの病気があり、後遺症が残る病気もたくさんあります。後遺症を一生抱え生きている方々もたくさんおります。
そのことを今一度考えて欲しいと思います。
筆者も10年以上後遺症とともに生きております。出来る範囲での仕事に変えました。

体に後遺症が残ってしまった方のTwitter等での自らの発信や、ネット記事に書かれていることに対して大いに疑問を持っています。(後述)

ちなみに海外の事例として、中国やイタリアの事例を最近目にしました。
ところが、後遺症の事例のサンプル数が少ないのと、「どういった患者を調査対象にしているか」という肝心なことが書かれていないので、後遺症が残ったケースの割合が異常に高い数字になっているだけだと見ています。

「マスコミの不安を煽る」報道に惑わされないようにしてください。データとしては不適切です。
(特に、この手の記事は「ゴシップ雑誌」に多いようです。)

社会的制裁を受ける後遺症について

社会的制裁のような後遺症についてですが、これは2種類あろうかと思われます。

まず、このご時世に「夜遊びをして新型コロナに感染してしまった方が、社会的制裁を受けること」に関しては、全く同情の余地を見出せません
勤務先から即時解雇通告を受けても当然とすら思います。
夜遊びで感染してしまった人が会社にいること自体、会社の風評被害になります。

会社の利益を考えると解雇されて当然であり、自業自得なので、不満を言ったり泣き言を言うのは全くの筋違いです。

次に、至って真面目に働いているにも関わらず感染してしまった方には、同情の声や励ましの声があるとネット記事等で拝見します。
そういった温かい声があることは、嬉しく感じております。

ただ残念ながら、批判の声があるのも事実でしょう。
今は日本中の皆が新型コロナ感染を恐れているからです。

今一度、働いている時に「どうやったら感染しないか?」ということを考え直してみるのも大切であろうかと思われます。

感染経路は、飛沫感染ではなく接触感染がほとんどです。
ウイルスが常に手に付着していることを念頭において、手洗いやアルコール衝動を徹底することをお勧めします
また、うっかり自分の顔を触らないように気をつけて働いてください。

更に、お客さんの前に出る場合には、やはりマスクを着用した方が良いと考えます。
なぜなら、未だに多くの人が飛沫感染を恐れているからです。
感染のほとんどは接触感染であることは、別のページに書いてあります。
(参照:ご高齢者向け情報~新型コロナ感染予防の情報を簡単に得るには?)

飛沫感染する職業は、医療従事者がほとんどです。
また 、飛沫感染をしてしまうケースは、家族間のスキンシップぐらいしか想像できません。
夜遊びや風俗店で遊んで飛沫感染してしまう人は論外です。

「どういった経緯で感染してしまったか」は、勤め先のお客さんにとっては無関係です。
やはり会社の風評被害になってしまう可能性が極めて高いので、新型コロナウイルスに感染しないよう日々過ごしてください。
接触感染に注意しながら働くことは、すごく気疲れのすることですが、今は日本中の、世界中の人が皆同じ状況で働いています。
当然筆者も同様で、新型コロナウイルスが流行する前に比べると格段に気疲れしています。

後遺症の発信の仕方と読み方

スマホを見る人の写真

最後に、体に残った後遺症についての発信の仕方について書きます。

筆者が目にしたのは「微熱」「倦怠感」「関節の痛み」それらが続いている、だけど少しずつ回復してきているといった配信がほとんどです。
「今日は痛みが楽だ」「昨日は痛かった」といった発信をよく見かけます。

自分の痛みを毎日発信し続ける人をTwitterでたくさんの人がフォローしているようですが、一体それを見て何を学んでいるのか筆者には全く理解ができません。
発信者に対して批判のコメントもあるようですが、筆者に言わせれば当然かと思われます。

先にも書きましたが、様々な病気でもっと重い後遺症に苦しむ人たちは世の中にたくさんいます
そういった人たちから見れば「微熱・倦怠感・関節の痛み」等は後遺症と呼べるのか疑問です。

まだせいぜい数ヶ月の後遺症での上、末は完治するかもしれません。
それにも関わらず、自分の症状を毎日発信し続けることに、何の価値があるのか全く理解できないというのが筆者の感想です。

「新型コロナに感染する人を減らしたい」との思いで発信されているのかもしれませんが、毎日自分の症状を発信し続け、それを見る人にただ不安を与えている行為は、テレビ報道と全く同じ行為です。

新型コロナに感染する人を少しでも減らしたいのであれば、「感染しない方法 ・予防法」をもっと勉強して発信した方がはるかに価値のあるものとなります
それらを踏まえて、今一度ご自身が「どうして感染してしまったか」ということを考え直してみてはいかがでしょうか?

最も肝心な「なぜ感染してしまったか?」といった部分が発信されておりません。

重ねて、新型コロナに感染して体に後遺症が残ってしまった方の発信を読んで、ただただ不安に駆られて何の意味があるのでしょうか?
体に後遺症が残った人のTwitter発信やブログを読んでいる人に対しても疑問を持ちます。

「どうしたら自分が、あるいは家族が感染しないか?」を調べた方が役に立ちませんか?
(したがって、「こうしたら感染してしまったので、このような予防をして下さい」といった内容に重きを置かれている発信であれば、有意義であると思います。)

後遺症について発信する方も、それらを読む方も、今一度考え直してみてはいかがでしょうか?

参考までに、年間約10万人の患者となるインフルエンザの後遺症についての資料を簡単に添付しておきます。

インフルエンザの後遺症(参考までに)

インフルエンザで後遺症は、「インフルエンザ脳症」「インフルエンザ肺炎」「インフルエンザ後に発症する細菌性肺炎」が代表的なものです。
他に、副鼻腔炎、中耳炎、筋炎、心筋炎、肝障害、腎障害等も見られます。
ごく稀ですが、手足の筋力が低下し、重症化すると呼吸不全に陥るギラン・バレー症候群を発症する場合もあります。

インフルエンザ脳症の割合は、流行状況により変動しますが、年間発症は100~300例、致命率は7~8%、後遺症は約15%と改善しつつありますが、未だ十分ではないのが現状です。
(参照:国立感染症研究所のホームページ)

つまり、毎年流行するインフルエンザですら、こんなに多くの方が後遺症に苦しまれております。
わかりやすい病気の後遺症を引き合いに出してみました。

それと、現在第2類の感染症に指定されていますが、第5類に変更するという議論が行われています
インフルエンザと同等の扱いにするということです。(3月当初からもそういった議論はあったようです。もっと複雑な話のようですが…。)
ワクチンがなくとも、治療法が随分分かってきたので、第1波と第2波の致死率が劇的に違います。

そういったことも加味してのコラムでした。
発信者と読者の賢明な判断により、新型コロナウイルス感染症が一刻も早く終息することを願っております。 (2020.9.5)

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