日本で唯一の恋の神様!福岡「恋木神社」
もし、恋愛成就にとても効果的なパワースポットがあると聞けば、恋に悩む方なら是非とも言ってみたいと思いませんか?
その御利益を得て、是非とも意中の方との恋を成就したいと強く願うことでしょう。
全国には、実際に恋愛に関連するパワースポットは幾つかあります。
しかし、恋に特化した神社があるというのは、ご存知ですか?実際にあるのです。
それが、福岡県筑後市にある恋木神社です。
この神社の創建を聞けば、叶えたい恋があるという方は、きっと行ってみたくなりますよ。
ご祭神・創建
福岡県筑後市にある恋木神社は、名前に「恋」というワードが入っているため、その名前からも大抵が想像頂けることでしょうが、恋愛のパワースポットとして多くの方が、その恩恵にあやかろうと参拝に訪れる神社です。
そしてこの神社、実はちょっと変わっていて全国的にも珍しいのですが、他の地には分社などはないため、ここ一社のみしかない特殊な神社でもあります。
この神社の御祭神は「恋命」といいます。
もう御祭神のお名前から見ても、「恋」に「命」ですから、大変恋愛に御利益がありそうに感じられるお名前です。
そして、この恋命様を祭神とする恋木神社は、鎌倉時代に、水田天満宮の末社として創建されました。意外にもその歴史は古い神社なのです。
ちなみに水田天満宮は、九州では太宰府天満宮に次いで人気があるうえ、古代から信仰され続けるなど、長い伝統を継承し続けている由緒正しい神社であり、その末社である恋木神社も同様に長い歴史を持つ由緒正しい神社と言えます。
この恋木神社、名前だけでも恋愛成就のパワースポット感がひしひしと伝わってきますよね。
しかし、その名前や御祭神だけでなく、この神社が創建された理由にも、恋愛に関係するキーワードが存在しているのです。
由緒・ご利益
恋愛成就のパワースポットとである恋木神社が建立された理由についてご説明する前に、無くてはならない人でもある菅原道真公をご紹介します。
道真公は、福岡県の太宰府天満宮でお祀りされています。
しかし、実は恋木神社も菅原道真公をお祀りしているのです。
と、言っても道真公自身をお祀りしているのではありません。菅原道真公の思いをお祀りしている神社なのです。
菅原道真は、菅原家という貴族の家柄に生まれ、稀代の秀才として学問にも優れ、多くの見識を持ち、右大臣や太政大臣にまで昇りつめた人です。
忠義深く、当時の天皇に大変信頼されていました。
しかしどの時代も優秀な人は妬まれるものです。
栄華を誇ったのもつかの間、その後他の貴族により謀反を諮ったと疑われ、その結果政治から遠い太宰府に左遷されてしまいます。
道真公は恋しい家族と離れ、この地で亡くなりました。
それを可哀そうに思った方々が、せめて道真公の思いだけでも家族が住む東の地へ届けてあげようと恋木神社を建立したのです。
ちなみに恋木神社の木は、東を意味し、東を思う道真公の心をお祀りするためにこの神社を建立したという訳なのです。
ここから恋木神社は、家族や恋しい人など相手を思う恋愛の神社といわれ、恋愛成就のパワースポットとなったのです。
恋の神様と言われる由縁
恋木神社には、菅原道真公の家族を思う心がお祀りされているという訳なのですが、その外観や周辺の石灯籠、鳥居に至るまでハートや恋愛に関連しそうなピンク系の色合いで装飾されており、見るからに恋のパワースポット感が満載です。
もちろん道真公の、東に住む家族を思う思いからお祀りされていますので、その御利益は良縁や恋愛成就から、縁結び、夫婦円満など、恋愛だけでなく広い意味での愛とされています。
では、この神社の思わず笑顔になってしまう程の愛を想像させる沢山のポイントをご紹介していきます。
まずは恋木神社へ向かう参道からご紹介しますと、ハートマークが鮮やかに彩られたカップルたちに相応しい参道が待ち構えています。
そこを進むとハートにかたどられた石灯籠があったり、ハートマークがデザインされた鳥居があったりします。
更に進むと社がピンク色の恋木神社があります。
見た目の印象から、恋のパワースポットであることが十二分に感じられるスポットです。
この恋木神社をカップルで歩くと、想いをずっと大切に持ち続けることができると言われています。
この雰囲気や御祭神、そして謂れに至るまで、総合的に見て恋の神様と言っても過言ではないという訳です。
恋を発展させたい二人が、デートするには持ってこいの場所と言えます。
パワースポット「本殿、本殿の鳥居」
恋木神社には様々なパワースポットが存在しますが、中でも本殿と本殿の鳥居は誰もが訪れる場所でしょう。本殿へ向かうまでの恋参道にはハート型の陶板が並べられており、その先にある本殿でもハートのモチーフをたくさん見つけることができます。
本殿の鳥居には10個のハートが使われていますが、これを全てみつけられると幸運が巡ってくるといわれています。1箇所から見ただけではわかりませんが、ぐるっと1周すると見つけることができるので、全部チェックしてみましょう。本殿の中には通常一般の人は入ることができませんが、お祓いなどをする場合は入ることができるため、しっかりとお参りをしたい人は申し込みをするのがおすすめです。
パワースポット「幸福の一位の木」
境内にある御神木として親しまれている「幸福の一位の木」も、恋木神社のエネルギーをもらえるパワースポットとして立ち寄るべき場所です。
推定樹齢は600年以上と言われている大きな樫の木で、ここにある鳥居にもハートモチーフが取り入れられている上に、更に周りに作られているハート型の花壇も春先にはピンク色の芝桜によって可愛さが増すため、カップルでの撮影スポットとしても人気があります。
この「幸福の一位の木」は、左、右、左の順番で3周することで幸運が訪れると言われているため、祈りをこめながらゆっくりと回りましょう。
パワースポット「夫婦雛」
鳥居の横に建てられている小さな祠には、夫婦円満を祈願する夫婦雛が祀られています。赤色の御陰石で作られた夫婦雛は、撫でることで夫婦仲がよくなるそうです。撫でるときにはお互いにとって別性の雛を撫でることでご利益を授かれると言われているため、女性は夫雛を、男性は婦雛を撫でて祈りましょう。
この夫婦雛は夫婦円満を祈って、カップル2人でお祈りすることはもちろんのこと、女子同士や1人でこれからの恋が続くことを祈ることでもご利益を得ることができると言われているので、相手がいないという人でもこれからの恋愛成就を祈って立ち寄るのがおすすめです。
また、織姫と彦星が天の川で出会うという伝説で有名な7月7日の七夕祭りには、この夫婦雛にちなんだ「恋むすび祭」と呼ばれるお祀りが行われます。当日は参拝者のお祓いやお清め、結びの祈願や、恋結び菓子の贈呈などがあるだけでなく、結び短冊に願い事を書いてむすび処へ奉納することでご利益を得ることができます。遠方で恋木神社まで行くことができないという人も、郵送で送ることで奉納をしてもらうことができます。
恋木神社で行われる行事
恋木神社では、恋愛にまつわるイベントも多く開催されています。
どれも良い縁に関連したイベントですから、さすが恋愛のパワースポットと言えるでしょう。
まず、3月3日と11月3日には良縁成就祭が開催されます。
この良縁成就祭は、恋木神社の御祭神である恋命様を特別に御祈祷する日です。
境内では特別なお守りやお饅頭、飴などが用意されているうえ、祈祷に参加することもできるので、良い縁を得たいと大変多くの方が参拝に訪れます。
さらに、7月7日にも恋木神社では行事が行われています。
7月7日といえば、世の中は七夕祭りの最中ですね。
恋木神社ではこの日、恋むすび祭りが開催されます。
七夕祭りは、織姫と彦星が1年に一度、天の川で出会うことができるという伝説がありますが、恋木神社でもこの伝説にちなんだ恋むすび祭が行われているのです。
恋木神社の本殿の前には恋むすび夫婦雛が設けられており、この夫婦雛の御利益を得るため、「むすび短冊」をもらい、そこに願い事を書いて奉納します。
その際に、男性は婦雛を、女性は夫雛をそれぞれ撫でてみましょう。
そうすることで、夫婦雛の御利益で二人は長く仲良くいられることができるそうです。
恋愛のパワースポットだけあって、多くのカップルが訪れていて参拝しています。
イベントに参加するのなら、早めにチェックしておくことをおすすめします。
お守り
水田天満宮の授与所には様々なお守りが並んでおり、恋木神社のお守りもたくさん揃っています。
ハート守
1番人気なのが、見た目もキュートな「ハート守」です。恋参道にも使われているハートの陶板のミニチュア版がモチーフで、ピンク、ブルー、ホワイトなどから好きな色を選ぶことができます。小さな鈴つきのチャームタイプになっているので、小物につけても可愛いです。
このハート守は実際に恋木神社を訪れた人しか手に入れることができないので、参拝した際にはぜひ授かって帰りたいアイテムです。
オンラインで購入できるお守り
この他にも、遠方にお住まいで実際に参拝することができない人でもオンラインで購入することができるお守りも充実しています。日本で唯一恋の神様を祀っているだけあり、恋愛に関する多種多様のお守りが揃っています。
- 愛され守
- 恋結び木守
- クリスタルハート守
- ヒット守
- 良縁幸福シール守
- 恋むすび
- しあわせ守
- 貝守
- 恋木守
- カード恋木守
どれもキュートで迷ってしまいますが、祈願したい内容やお好きなデザインでご自身にぴったりのお守りを見つけてみてください。そして、お守りを手に入れてから願いがかなった時や1年経過した頃には再訪して、感謝の気持ちを寄せましょう。
おみくじ
神社でおみくじを引いた時に、特に良くない内容のおみくじが出てしまった場合、それが吉に転じるように神社の境内にある木の枝や結び所に結んで奉納するという習慣が昔から行われてきました。
おみくじには神様と縁を結ぶ意味があるので、結ぶ際には思いを込めて結ぶのが大切です。
恋木神社のおみくじ「恋みくじ」は1回100円で引くことができ、季節によって色が変わります。普段は白いおみくじですが、2、3、10、11月は特別にピンク色のおみくじに変わります。これは良縁成就祭の前月、当月に当たるため、この時期はイベントの開催と合わせてより強力なご利益を期待することができます。
境内のあちこちにハートをあしらったかわいい結びどころがあり、おすすめの結び方が書かれたボードも所々に見つけることができます。
このボードには恋木神社ならではのおみくじをハート型に結ぶ方法が書かれているため、結ぶ際にはぜひチャレンジしてみてください。
ハート型に結ぶ
- 1.初めの結び目に片方の端を織り込む時に大切な人を思い
- 2.もう片方の結び目に端を折り込む時に自分の思いを込める
これで、小さなハートが実り、祈願のパワーが増すと言われています。
境内見所・アクセス
恋木神社を参拝される場合は、お車で向かうことをおすすめします。
公共機関でも迎えますが、最寄り駅から歩いて20分程度かかりますので、長く歩いても足に負担がかからない服装がよいでしょう。
ちなみに、最寄りの駅はJR鹿児島本線の新船小屋駅ですが、そこから車で8分程度の距離にあります。
また九州自動車道の八女ICからは車で10分程度の距離にあります。
次に、見どころについてご紹介しましょう。
恋木神社は水田天満宮の末社として建立されています。
この水田天満宮は、水田焼という名称の陶板が神具に用いられているのですが、恋木神社ではさすが、恋愛のパワースポットだけあって、恋愛に関連するアイテムに多く水田焼が使用されています。
ハート型につくられた陶板は、目を惹くアイテムですが、ハートに形作るのには大変な技術が必要だと言われています。
恋木神社でハート形の陶板を見かけたら、心の中で職人さんの努力を労わってあげましょう。
恋木神社がパワースポットと言われるのは、御祭神や創建理由だけではありません。
訪れてみれば分かりますが、ハートが沢山あります。
神殿の外だけでなく内部にもたくさんのハートが隠れています。
いるだけで愛情深くなれたような気持ちになる神社なのです。
まとめ
恋木神社は、その創建理由から御祭神に至るまで、恋愛に関係することがたくさんあり、知れば知る程恋愛のパワースポットであることを感じ取ることができる場所です。
単にパワースポットとしての恩恵を得るために訪れるというのも良いのですが、できれば、この神社が建立された菅原道真公の家族を思う真心を感じてみてはいかがでしょう。
かの秀才、菅原道真公も現代を生きる私達と同じように家族を思い、一人寂しい気持ちを感じる人間らしい心があったのだと、古代に思いを馳せてみましょう。
今を生きることの重要性を感じ、恋愛だけでなく多くの愛を大切にしたいと感じられるかもしれませんよ。
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